Q&A(水質編)
- [公開日:2017年3月31日]
- [更新日:2017年3月31日]
- ID:2699
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
あしあと
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
Q1.赤い水が出てきます。
Q2.黒い水が出てきます。
Q3.アルミニウム製容器の内面が黒く変色します。
Q4.浴槽のタイルや水切りかご等が黒くなります。
Q5.哺乳瓶の乳首が黒く変色します。
Q6.白い水が出ます。(しばらくおいておくと透明になる)
Q7.白い水が出ます。(煮沸すると白濁する、油膜ができる)
Q8.氷をつくると中に白い固形物ができています。
Q9.浴槽の水が青く見えます。
Q10.洗面所やタイルなどが青くなります。
Q11.米のとぎ汁がうぐいす色になります。
Q12.飲み残しのお茶が紫色(黒色)になります。
Q13.ふきんが紫色になります。
Q14.浴室、タイル、トイレ、洗面所の衛生陶器がピンク色になります。
Q15.洗濯物やオムツがピンク色になります。
Q16.カルキ臭(塩素臭)がします。
Q17.金気臭がします。
Q18.カビ臭がします。
Q19.消毒液臭がします。
Q20.収れん味・苦味・渋みがします。
Q21.ガラス製容器に光る針状の浮遊物があります。
Q22.汲み置きした容器がヌルヌルします。
Q23.異物が出てきます。
水道管のなかで発生する鉄サビが原因です。水が停滞しやすい場所では管内にサビが溜まりやすいので、普段使わない蛇口や朝一番の使い始めに赤水となって流れ出てくることがあります
また、配管内の急激な水流の変化(火災に伴う消火栓作業、漏水、水道管工事など)によって広範囲にわたり赤水が発生することもあります。
赤水の原因となる鉄分は、人体にとって必要な必須栄養元素ですので、程度にもよりますが、飲んでしまったとしても有害なものではありません。
通常はしばらく流しておくと水道管内の鉄サビは除去されてしまい、透明な水がでるようになりますが、しばらく水を使っていても赤水が無くならない場合は、水道管の老朽化も考えられ、その際には、原因箇所を十分調査して水道管の交換が必要な場合もあります。
水道水中に含まれる微量のマンガンイオンが残留塩素で酸化され、生じた二酸化マンガンが水の流動変化により流れ出てくることがあります。
通常はしばらく流しておくと透明な水がでるようになりますが、長時間にわたる場合は、配水管本管に起因するため、十分な調査が必要になります。
アルミニウム製品の表面は腐食防止用にアルマイト加工してありますが、空炊きや金属たわし等により破損または劣化し、素地が露出したため、水道水中に含まれる微量の鉄・銅と反応し、黒変化するものです。
普段から洗浄にはやわらかいスポンジ等を使用してください。ただし、アルミニウム製品は、丁寧に扱ったとしても長期間使用すると黒変化してきます。
水道水は、塩素消毒しているため、細菌、カビはいません、しかし浴室のタイル、トイレ、洗面所等の衛生陶器やホースの内面、タオルなど常に湿った状態にある場所では、空気中の細菌やカビ等が繁殖しやすく、そのため黒く変色したように見えます。
清掃や換気を十分に行ってください。洗剤で取れない場合は漂白剤等を使用してください。ただし浄化槽を使用している場合は、漂白剤の使用方法に注意してください。
給水管に使用している銅管、または湯沸かし器に使用している銅管から、水道水中にごく微量の銅が溶け出します。その銅と乳首中の硫黄分とが反応し黒色の硫化銅ができると言われてます。又細菌や、カビによる場合も考えられます。
細菌やカビによる時は、水に乳首を入れ約5分間煮沸消毒してください。それでも取れない時は、ゴムの変色と考えられますので、そのまま使用しても差し支えないと思われます。しかし、乳児が使用するので新しい乳首と交換することをおすすめします。
水道水をコップ等に入れたときに、下から徐々に透明になる場合は空気によるものです。
空気による白濁は、放置により透明になり水質異常によるものではなく、安全性の上で問題はありません。
しばらく置いておいても透明にならない、または煮沸すると油膜等ができ白濁する場合は亜鉛めっき銅管から溶け出した亜鉛によるものです。
出しはじめの水はしばらく捨水するなど飲用外に使用してください。亜鉛の溶出が著しい場合は、材質の異なる管種に布設替えを行う等の対策が必要となります。
水は外から徐々に凍っていくため、水道水中に溶け込んでいる空気やミネラル分が中央部に濃縮され、白い浮遊物となって残ることがあります。
ほとんどの場合、空気やミネラル分が原因ですので、安全性に問題はありません。
海や湖が青く見えるのと同じで、水による太陽光線の反射・吸収によるものです。(特にアイボリーやホワイトの浴槽でこの現象が顕著に見られます)
水による太陽光線の反射・吸収による場合は、水質上の問題はありません。
給湯設備に使用している銅管類、青銅部材(砲金)、黄銅(真ちゅう)から銅がとけ出し、石鹸などの脂肪酸と反応して青色の「銅石鹸」が生成し、洗面所やタイル等に付着したものです。
給湯設備が新しい場合に起こりやすく、大抵の場合はしばらくすれば銅の溶出は収まります。しかし銅の溶出が長期にわたったり、著しい場合はステンレス管等への取替えが必要となります。また、着色したタイル等は約10%のアンモニア水を少量滴下して拭取り、食酢で中和し水でよく洗い流してください。
水道水中のアルカリ分が異常に高くなると、米のとぎ汁と反応して薄紫色になります。この現象は水道水のpHが8.5~9.0になると起こります。水道水中のpHが高くなる原因は、新設コンクリート製受水槽や水の停滞しやすい末端のモルタルライニング部等からアルカリ分が溶けだすためです。
受水槽の場合は十分なあく抜き、停滞している場合は配管内の捨水および布設替え等が必要となります。
水道水中の鉄がお茶の成分であるタンニンと反応し、紫色のタンニン鉄が生じることによって起こります。
「タンニン鉄」そのものは、有害ではありませんので、飲用しても人体に害はありません。しかしタンニン鉄のほかに、空気中の細菌やカビが、お茶の飲み残し等に繁殖することがありますので、着色したものは飲用しないようにしてください。
水道水に含まれる鉄分は微量であるため、通常の場合はこの「タンニン鉄」は生成されないことから、お使いの水道管が古くなっていることも考えられます。
空気中には多くの雑菌(細菌やカビ)がいます。湿気を帯びたふきんは、雑菌が繁殖しやすくなっています。ふきんが紫色になるのは、大気中の雑菌が付着し、繁殖したためです。なお、高温多湿の時期や場所では、特に雑菌が繁殖しやすく、この現象がよく見られます。
雑菌で着色したふきんは、そのまま使用せず、台所用漂白剤等で殺菌し、よく洗ってから使用してください。また、使用後のふきんは、よく乾燥することをお勧めします。
浴室のタイル、洗面台、便器の内側などがピンク色になるとことがあります。これは、空気中に存在する霊菌という細菌が付着し繁殖したためです。特に、新築後半年以内の家に多いことが知られています。
湿気のもととなる浴槽や洗面台を、水洗いを十分にし、良く乾燥させることが必要です。また、菌が繁殖し、こすっただけでとれないことも考えられますので、熱湯や漂白剤を併用されると効果的です。
また、菌を繁殖させないよう、換気をよくして湿度を減らすなど、日常の手入れを欠かさないことが必要です。
洗濯物やオムツがまれにピンク色になることがあります。これは、乳児または母親(母乳の場合)が薬を服用し、それらが尿を通して排泄され、石けん分と反応した時や、食品添加物の入った食品を摂取した場合、湿ったまま放置していて空気中のサッカロミセス菌が繁殖した場合などにピンク色になる場合があります。
酸素系漂白剤と粉石けんで煮沸洗いすればきれいになります。また普段、白物や淡い色の衣類は、洗濯機に粉石けんと酸素系漂白剤を入れて洗濯すると、除菌と漂白効果があります。色が残っても害はありません。
水道水は、水道法により塩素消毒が義務づけられています。そのため残留する塩素によってカルキ臭(塩素臭)がすることがあります。
塩素臭が気になる場合は、一度煮沸して湯冷ましをつくるとにおいは解消されます。ただし、湯冷ましは消毒のための塩素が消えた状態ですので、お早めにご利用ください。
水道水中に鉄・銅・亜鉛等の金属類が多く含まれていると、金気臭の原因となります。特に配管中での滞留時間が長い地域では、開栓時に溶出した金属が金気臭を発生させます。また、水源に地下水を使用している場合は、鉄細菌の存在によって発生することがあります。
金気臭は滞留した水道水に付いているため、出し始めの水をしばらく捨水することで解消できます。しばらく捨水しても金気臭がとれない場合は、給水管の腐食等が考えられるので、布設替えが必要となる場合があります。
停滞水域の湖沼や貯水池で、夏季に藍藻類や放線菌のある種が異常繁殖を起こし、カビ臭被害を起こすことがあります。また、大雨による河川増水で河床の底泥が巻き上げられて、水にカビ臭や土臭をつけることもあります。4月~6月の間に田植えの代掻き水の流入によってもカビ臭・土臭がつくときがあります。
一般的には活性炭による除臭処理が用いられています。カビ臭は腐敗菌や病原菌のような不衛生的なものではなく、河川や湖ならどこにでもいる微生物が細胞内で産生した物質であり、安全性には問題はありません。
フェノール樹脂製のやかん蓋のノブ等と塩素が反応して発生することがあります。また、お茶をいれるときに鉄分の多い水(紫色になるほど多くない程度)を使用すると臭いが発生することもあります。
樹脂の部分を取り替える、飲料用水はよく放水してから使用するなどの対策が効果的です。
金属臭同様、配・給水管や給湯設備の管材から鉄、亜鉛、銅等が溶出することが原因です。特に開栓時や水の停滞しやすい管末で起こりやすくなってます。
開栓時の水をしばらく捨て水するか、屋内配管が原因の場合、管の付設替えおよび更生が必要となります。
『フレークス現象』として知られる現象で、水道水中のマグネシウム等の硬度分とガラス容器の成分であるケイ酸が反応し、生成したケイ酸マグネシウムが沈着・剥離し、水中に浮遊することで起こります。
フレークスは、体に吸収されないうえ、ミネラル分なので飲んでも問題ありませんが、この現象が発生した場合には、食酢を10倍に薄めて入れ、一時間ほど放置後、やわらかいブラシ等で洗うと沈着した成分がとれ防ぐことができます。なお、魔法瓶などでお湯を何回も注ぎ足して使用すると発生しやすくなります。
時間とともに残留塩素が揮散し、容器内で雑菌が繁殖したためヌルヌルします。
長時間の汲み置きは避け、容器はよく洗ったあと十分に乾燥させて保管してください。
ほとんどの場合は、配・給水管の水道工事の際に混入したものか、配管内の急激な水流の変化(火災に伴う消火栓作業、漏水、水道管工事など)によって、鉄サビ等が流れ出たものです。また、受水槽、高架水槽の管理不良による場合もあります。
通常はしばらく流しておくと出てこなくなりますが、長時間にわたる場合は、配水管本管に起因するため、十分な調査が必要になります。また、給湯器や浄水器を使用している場合、フィルターが目詰まりを起こす可能性があるため、フィルターの清掃等をおこなうことが必要です。また、受水槽および高架水槽の管理上の問題がある場合には保守管理の徹底を行う必要があります。
伊賀市役所上下水道部水道施設課
電話: 0595-24-3980
ファックス: 0595-24-0006
電話番号のかけ間違いにご注意ください!