川上ダム建設工事の進捗状況について
- [公開日:2022年12月15日]
- [更新日:2022年12月15日]
- ID:6815
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あしあと
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現在試験湛水中で令和5年春完成予定の川上ダム
伊賀市内の上野地域は、木津川、服部川、柘植川の3つの河川が合流した直下流に岩倉峡があり、この狭窄部のためたびたび洪水が発生しました。
鍵屋の辻にある浸水の記録では昭和28年9月の台風13号ではこの地点で2.52mまで水が達したとされています。それ以降も昭和34年9月の伊勢湾台風、昭和36年10月の前線豪雨など、この地点では2mを超える洪水が起こったことが記されています。
これらの災害を受けて、当時上野市は岩倉峡の開削を求めましたが、下流の河川整備ができていないため下流で大災害が起こりかねず、国は代替として「上野遊水地」、「河道掘削」と「川上ダム」により、上野地域の治水を行う案を取りまとめました。当時の三重県知事もやむなく承諾し、川上ダムは「上野地区治水計画」に盛り込まれ、整備することになりました。
川上ダムの役割は次のとおりです。
(1)治水
計画高水流量毎秒850立方メートルのうち毎秒780立方メートルの洪水調節を行います。
(2)新規利水
伊賀市の水道用水として最大毎秒0.358立方メートルの取水を可能にします。
(3)流水の正常な機能維持
前深瀬川及び木津川の既得用水の補給等流水の正常な機能の維持と増進を図ります。
また、既設ダム(高山ダム、青蓮寺ダム、布目ダム及び比奈知ダム)の堆砂除去のための代替補給を行います。
令和3年12月16日より試験湛水に移行しました。この試験湛水は、建設中下流に水を流してきた仮排水路に蓋をして実際に水を貯め、ダム本体やダム湖周辺の斜面の安全性等を確かめるものです。
現在のダム建設工事整備状況は、川上ダムホームページ(別ウインドウで開く)の「川上ダムライブカメラ」でご覧いただけます。
ライブカメラ画面への行き方
イベントとして、昨年度は令和3年11月に試験湛水前特別見学会を開催しました。今年度は地域から親しまれ、愛されるダム湖の名称を7月に公募しましたところ625件の応募がありました。なお、湖名は選考の結果、「あおやま川上湖」に決定しました。
伊賀市役所建設部建設管理課
住所: 伊賀市四十九町3184番地
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ファックス: 0595-22-9724
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