差別をなくす強調月間2025

「お互いを尊重し、だれもが輝く人権文化都市」の実現に向けて！

毎年12月10日は、世界人権宣言が採択された記念日です。世界人権宣言は1948年12月10日にパリの国連総会で採択され、普遍的に保護されるべき基本的人権が初めて規定されました。

20世紀、世界を巻き込んだ大戦が二度も起こり、特に第二次世界大戦中には、特定の人種の迫害や大量虐殺など、人権侵害、人権抑圧が横行しました。このような経験から、人権問題は国際社会全体にかかわる問題であり、人権の保障が世界平和の基礎であるという考え方が主流になってきました。

1948（昭和23）年12月10日、国連第3回総会において、「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」として採択されたのが「世界人権宣言」です。

日本においては、世界人権宣言が採択された12月10日を最終日とする1週間を人権週間と定め、全国各地で人権啓発と人権擁護の取り組みが行われています。

伊賀市では、12月10日を最終日とする1か月間を「差別をなくす強調月間」と位置づけ、市内各地で行う講演会をはじめ、さまざまな機会を捉えて人権問題を考える機会を提供しています。

この機会に、誰もが自分自身の内面を見つめなおし、人権問題について考えてみてください。

世界人権宣言は、すべての人々が持っている市民的、政治的、経済的、社会的、文化的分野にわたる多くの権利を内容とし、前文と30の条文からなっており、世界各国の憲法や法律に取り入れられるとともに、様々な国際会議の決議にも用いられ、世界各国に強い影響を及ぼしています。

また、世界人権宣言で規定された権利に法的な拘束力を持たせるため、「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約（A規約）」と、「市民的及び政治的権利に関する国際規約（B規約）」の2つの国際規約が採択され、その後も個別の人権を保障するために「人種差別撤廃条約」や「女性差別撤廃条約」、「こどもの権利条約」といった様々な条約が採択されています。

これらの条約が保障する権利の内容を理解し、広めることが一人一人の人権を守ることにつながります。

各会場において、手話通訳や要約筆記・ヒアリングループなど聞こえに配慮して開催します。

日時

令和7年11月22日（土）午後1時30分～

場所

ライトピアおおやまだホール

内容

・人権作品発表・人権作文の朗読

・人権講演会

演題「わかりあえる 知ろうとすれば ～ビーズでつながる アフリカと日本～」

講師：ZUVALANGA（ズワランガ）北窓恵利香さん・北窓綾平さん

日時

令和7年12月5日（金）午後7時30分～

場所

西柘植地区市民センター小ホール

内容

・人権講演会

演題「素自SOGIを知る ～トランスジェンダーの子を授かった親の願い～」

講師：浦狩知子さん（NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会 東海理事）

日時

令和7年12月7日（日）午後1時30分～

場所

伊賀市文化会館さまざまホール

内容

・人権作品市長賞受賞者表彰式・人権作文の朗読

・人権講演会

演題「子どもの素直な気持ちを聴くために、わたしたちが大事にしたいこと」

講師：原田朋記さん・原田愛理さん

日時

令和7年12月12日（金）午後7時～

場所

阿山保健福祉センターホール

内容

・人権講演会

演題「知ってほしい、今ウイグルで起きていること」

講師：田中サウトさん（NPO法人 日本ウイグル協会 副会長）

日時

12月13日（土）午後1時30分～

場所

青山福祉センター教養娯楽室

内容

・人権作品発表・人権作文の朗読

・青山小・中学校からの発信

・人権講演会

演題「地域で子育てを支えるために」

講師：辻由起子さん（大阪府子ども家庭サポーター）