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あしあと

    伊賀市長の部屋へようこそ!

    • [公開日:2023年3月10日]
    • [更新日:2023年3月10日]
    • ID:8505

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     3月に入りました。伊賀市とゆかりの深い奈良東大寺では、二月堂の修二会(しゅにえ)「お水取り」が始まっています。水を汲みに行く練行衆(れんぎょうしゅう)の先頭をきって、松明を灯していくという役割が、伊賀と山添の人たちからなる東香水講(ひがしこうずいこう)により、千二百年以上も続いています。修二会が終わる今月の14日頃には、いよいよ暖かい春を感じる日が多くなると思います。
     新型コロナウイルスの感染拡大から約3年となり、コロナとの共存も長引いてきました。しかし、昨年末からの第8波が落ち着きつつあり、ワクチン接種が進み、重症化を抑えることができているなどの判断から、新型コロナウイルス感染症対策の方針が大きく転換されることとなりました。5月8日からは、感染法上の位置付けが、2類から季節性インフルエンザと同等の5類に引き下げられます。今月13日からは、マスクの着用も個人の判断に委ねられます。また、卒業式については、式典全体を通じてマスクを外すことが基本とされたところです。とは言え、コロナがなくなった訳ではありません。感染に不安を感じる人への配慮や、一般病院での診療、外来診療窓口での自己負担など、共存していくための課題もあるように思えます。
     そのような中、3月1日に高校の卒業式があり、私は母校の三重県立上野高等学校の卒業式に出席しました。入退場では、生徒の大半がマスクを外していましたが、着席時の式典中は学校の方針もあり、保護者らも含めほとんどがマスクを着用していました。今回卒業の皆さんは、在学中の3年間は新型コロナウイルス感染症の影響で、学校生活の中でも多くの制限があり、様々な苦労や悔しい経験をされた方もいるでしょう。ようやくコロナ禍以前の生活を取り戻しつつあります。当たり前と思っていた日常への感謝や大切な人との時間、人と人とのつながりの大切さを改めて感じているのではないでしょうか。そして、これまで愛情をこめて育ててくれた家族や、多くの人に支えられて今日を迎えたことを忘れないでほしいと思います。
     昨年4月に民法が改正され、成年年齢が18歳になり、初めての高校3年の卒業式となりました。伊賀市では、民法の改正に合わせ、18歳での成人式を行うこととしました。改正の年の今年度は、1月8日に20歳、3月19日に19歳の成人式を行い、5月4日に18歳の成人式を行うこととしています。成年年齢を18歳としたのには、若者の自己決定権を尊重し、積極的な社会参加を促す狙いがあります。18歳で大人として社会に参加することで、自身の可能性を広げて欲しい、そんな願いが込められています。
     卒業後は、進学に、就職にとそれぞれの道を進みます。これからは、成人として、自分だけでなく、周囲の人の幸せにも関心を持ち、地域や社会での活動にも積極的に参加するとともに、ふるさと『伊賀』を愛する心を忘れないでほしいと思います。皆さん一人ひとりが、社会の一員として、それぞれの夢や希望に向かって、真剣にチャレンジし、勇気をもって、これからの人生を力強く歩んでいけるよう、心からエールを送ります。

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