伊賀上野城下町ホテル
- [公開日:2022年12月2日]
- [更新日:2022年12月2日]
- ID:7252
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あしあと
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人口減少や少子高齢化に伴い、全国的に空き家の増加が社会問題となっています。
市内でも空き家の増加が進んでおり、特に伊賀上野城下町(中心市街地)の密集した住宅は移住者の希望には合わず、中心市街地の空洞化が進んでいる状況です。
中心市街地の空き家密度も1㎢あたり220棟と郊外では8.6棟と比較してもおよそ26倍も高くなっています。
さらに、75歳以上の高齢者人口がピークとなる2030年以降は、一転して高齢者人口が減少することから、空き家が急増すると見込まれ、中心市街地の空き家化が加速することが想定され、中心市街地の空き家の増加を抑制し、空き家の活用が喫緊の課題となっています。
また、伊賀上野城下町には、歴史的建築物が多く残されていますが、活用されず放置されたままになっています。これらの歴史的建造物やその景観をどのように保存し、次代を担う世代に継承を図っていくか、また、地域資源・社会資源として、どのように観光や新たな産業の創出に繋げていくかも重要な課題となっています。
これらの課題を解決する手段として、城下町に多数点在する歴史的資源である空き家となった古民家を活用した観光まちづくり、まちの賑わいに繋げていくことを目的として、伊賀上野城下町ホテル(正式名称:古民家等再生活用事業)を展開します。
城下町ホテルでは、城下町全体をひとつのホテルとして捉え、城下町にある空き家となった歴史的建築物をホテルの客室や観光交流・体験施設、物産店などさまざまなテナントとして配置し、城下町全体を面と捉え開発を進めます。そのため2019年3月にJR西日本、(株)NOTE、(一社)ノオトと市の4者が業務連携協定を締結し官民連携してまちづくりを進めて行きます。
2019度は、事業の立ち上げとして、栄楽館(上野相生町)、旧福森邸(上野幸坂町)、広部邸(上野農人町)といった空き家となった町家を古民家ホテルに改修する計画で、栄楽館には、チェックインフロント機能を備えた、3客室及びレストラン、観光案内窓口などを設けます。また、旧福森邸と広部邸には客室を設け、3棟10客室からスタートします。
フロント機能のある栄楽館から、それぞれの客室へ徒歩で移動し、客室までの間、町並みを眺め、散策し、郷土土産や伝統工芸品など伝統と文化に触れ、地場産の買い物や伊賀の食を楽しんでいただく構想です。
2019度は、事業の立ち上げとして、民間事業者と連携し、公設民営として、栄楽館(上野相生町)を整備し、民設民営として旧福森邸(上野幸坂町)、広部邸(上野農人町)といった空き家となった町家を古民家ホテルに改修する計画で進められています。
栄楽館は予定通り2020年3月末に完成しましたが、他2棟は、建物の老朽化が著しく改修や耐震化の方針変更が余儀なくされ、設計や工期の見直しを行う必要ができ、完成が2020年9月頃まで延期することになりました。ホテルの開業は先ず栄楽館だけでも7月開業を目指し進めてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言が全国に発令され、感染の終息が見込まれないことから、開業時期の検討を行っています。
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