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あしあと

    伊賀市のにぎわい創出に関して市長からのメッセージ

    • [公開日:2022年8月25日]
    • [更新日:2022年8月25日]
    • ID:10485

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    にぎわい創出に関する市長から市民へのメッセージ(2022.8.19公開)

    メッセージ動画の内容

    旧上野庁舎、成瀬平馬家屋敷跡の利用について、市は「にぎわい忍者回廊プロジェクト」に取り組んでいます。

    本プロジェクトについて、伊賀市長からの説明動画を作成しました。

    動画はこちら(「にぎわい創出に関する市長からのメッセージ」https://youtu.be/8XIQtZnZNRQ )(別ウインドウで開く)



     伊賀市長の岡本です。今日は皆さんにこの伊賀市、そして皆さんの将来に係わる明るいニュースをお伝えしたいと思います。
    正式名称は「にぎわい忍者回廊プロジェクト」といいます。皆さんに大変ご心配いただいている空き家状態の旧上野市庁舎、それから成瀬平馬家屋敷跡の利用について、とても面白いプランが出てきました。このプランをこれから実際に実現していくには、皆さんのご理解、そして議会のご理解が必要です。
     まず、この旧上野市庁舎については、これまでにないタイプの図書館、そしてにぎわい施設を作っていく、皆さんの居場所を創ろうということです。成瀬平馬家屋敷跡については、長屋門を市の指定文化財として整備しましたが、長屋門の奥の敷地に、これまでにない忍者アトラクション施設を作るという計画です。 本当に夢のあるプランで、これができれば2025年の大阪関西万博に向けて、この町がまた一段と活力を取り戻すもとになるプロジェクトだと思っています。
    詳しくはこれから皆さんにご説明したいと思います。

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     はじめに、にぎわい忍者回廊プロジェクトの全体図をご覧いただきます。
    このプロジェクトの事業エリアは、伊賀市の中心市街地といわれる旧上野城下町エリアで「日本の20世紀遺産20選」にも選ばれた、伊賀市の素晴らしい文化的景観が残る場所を中心に展開します。
    「にぎわい忍者回廊プロジェクト」では、旧上野市庁舎に賑わいの核となる新図書館、成瀬平馬家長屋門の敷地に忍者体験施設を整備し、これらの拠点を中心にまちなかを回遊、さらに市内全域へとその効果を広めていこうとするものです。

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     次に「にぎわい忍者回廊プロジェクト」の将来展望をご覧いただきたいと思います。このプロジェクトの完成がゴールではありません。このプロジェクトをきっかけに、さまざまな連携や相乗効果により生み出されるにぎわいの果実の地域全体で得ることがプロジェクトの成果となります。そして、今こそが覚悟を持って大切な第一歩を踏み出す時であると考えています。

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     次に、拠点施設の一つとなる旧上野市庁舎について説明しましょう。モダニズム建築を代表する建築家・坂倉準三氏が設計し、市の指定文化財である旧上野市庁舎には伊賀市の中央図書館の役割を担う新図書館やカフェ、観光案内や物産販売に加え、日本で唯一となる公共図書館への宿泊機能を備えた施設を整備する予定です。広い旧上野市庁舎の中では自由に本を持ち歩き、好きな場所で読書を楽しむことができます。
     また、今の図書館では手狭で十分なスペースが確保できなかった児童コーナーや学習室など、図書館としての機能の充実を図ります。また、館内のカフェでゆっくりコーヒーを飲みながら読書を楽しんだり、観光や宿泊で来られた方も読書を楽しめるなど、多様な利用者との交流を生み出す拠点をつくります。
     旧上野市庁舎、新図書館づくりのプロセスは市民の皆さんとともに創り上げ、これから先も守り育てていきたいと考えているため、近く市民ワークショップの開催も考えています。ぜひご参加ください。

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     そして、もう一つの拠点となる忍者体験施設についてご覧いただきましょう。伊賀市は、伊賀流忍者発祥の地であり忍者の聖地です。近年NINJAは世界的に知名度があるコンテンツとなり、各地に忍者関係の施設がありますが、忍者市を宣言した伊賀市としてどこにも負けない、何度も行きたいと思える施設の整備が必要です。新たな忍者体験施設は、上野丸之内に現存する武家屋敷の長屋門、成瀬平馬家長屋門の敷地内に新たに整備し、上野城内の忍者流博物館と連携することで、今以上の集客をめざします。また、観光客に長く滞在していただくため、こちらの施設にも宿泊機能を設ける予定です。忍者の宿坊として夜の忍者体験を楽しんでいただきたいと考えています。

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     続いて、「にぎわい忍者回廊プロジェクト」のスケジュールをご覧いただきましょう。この事業は、事業者との契約から20年間にわたり継続して実施される事業で、この事業計画を伊賀市議会9月定例会に議案として提出します。この議案が可決されることで正式に契約締結となり、10月から施設整備に向けた現地調査や設計業務が始まります。
     その後、市民の皆さんを交えてのワークショップなどを経て忍者体験施設は2025(令和7)年1月にオープンを予定し、旧上野市庁舎のうち、カフェやホテルなどは2025年6月、新図書館は開館準備を経て2026年4月にオープンを予定しています。
     大阪関西万博が2025年4月から10月に予定されているため、万博にいらっしゃる多くのお客様を伊賀市に誘導できるようこの時期までにできるかぎりの施設をオープンさせ、「伊賀市ここにあり!」としっかりとPRしていきたいと思います。


     以上、説明が少し長くなりましたが、改めて、今なぜこのプロジェクトに取り組むのかお話しさせていただきたいと思います。
    近年、景気の低迷、世界情勢の混迷、まだ続くコロナ禍によって、伊賀市に限らず地域の元気が失われつつあります。今、大切なことは皆さんが力を合わせ一日も早く賑わいを取り戻すために、まず一歩を踏む出すことであると私は考えています。
     皆さんが一つになることで、地域にとって大きな力になるのではないでしょうか。将来の土台をしっかり作るためには覚悟が必要です。勇気と覚悟を持ってこのプロジェクトに取り組み、近い将来、この効果をより実感したいと考えています。
     そのための基礎づくりとなる「にぎわい忍者回廊プロジェクト」にご理解、ご賛同いただきたいと思います。そして、このプロジェクトを市民の皆さんと創りたいと思います。よろしくお願いいたします。