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あしあと

    令和5年度伊賀市議会タウンミーティング ~若者が住みたいまち~(2023(令和5)年10月6日)

    • [公開日:2023年12月7日]
    • [更新日:2023年12月7日]
    • ID:11590

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    趣旨

     伊賀市議会は、平成19年2月に「市」では全国で最初に議会基本条例を制定し、市民に開かれた議会、市民参加を推進する議会として、市内の住民自治協議会を対象に「議会報告会」を実施してきました。

     平成30年度の議会運営委員会においてこの議会報告会の見直しの検討を行い、令和3年度及び4年度において希望する地域に対し住民自治協議会単位で地域意見交換会を試行的に開催しましたが、特に若年層の参加が少なかったことなどから、本年度においては、より幅広い世代の市民の意見を聴取するため、市内に在住または在勤する概ね30歳までの方と「若者が住みたいまち」と題してタウンミーティングを実施しました。

    概要

    令和5年10月6日(金)伊賀市役所5階議場及びロビーにおいて、35名の参加者の方と20名の議員が8つのグループに分かれ、今回のテーマ「若者が住みたいまち」について具体的な意見を出しあい、ワークショップ形式により意見交換を行いました。

    各グループがまとめた主な内容

    Aグループ

    • 若い世代が交流をする機会が欲しい。異業種交流会のようなもの。社内でも取り組んでいるが広がりがない。
    • 経済的な支援策が欲しい。伊賀市は家賃・物価が高く、伊賀市に住まずに通う人が多い。中小企業の賃上げも難しい状況である。
    • 娯楽施設、商業施設が欲しい。ショッピングセンターもいいし、商店街でもそういった機能があればいい。
    • 仕事の選択肢が少ない。
    • 結婚したときにお祝い金、支援金が欲しい。伊賀市はフォトフレームがもらえるだけ。
    • 新興住宅地の情報が欲しい。新築住宅を建てる際に、地域になじめるか不安なため、新たな団地等で住みたい。
    • 公共交通機関を充実させて欲しい。電車やバスの便数の充実。車を持たなくてはいけない、維持管理経費がいる。飲みに行けない。


    Bグループ

    • インフラ整備(主に公共交通・小中高の子ども達にも利便性の良い交通機関が無い。保護者負担も増える為、結婚して子育てをする時不安に思う。)
    • VISON(ヴィソン)のような商業施設や専門店、映画館の建設等、スターバックス以外に若者が集う場所の整備(他市からも来てくれる、市内の若者は市外へ行かず伊賀で遊べる。)
    • 移住者、また市内の若者に対しての家賃補助や空き家の提供。また空き家再利用の補助金支援(市内在住の若者にも出すべき。)
    • 子育てしやすい場所(住居・遊び場等)の環境整備
    • 学生が伊賀から出ていかない、また伊賀へ来てもらえるような施策
    • 市内企業を知るイベント開催
    • 若者が集まれる機会の提供
    • 就活に合わせた企業の紹介(現在は遅すぎる為、伊賀で就職したいと思っている若者はいるのにニーズに応えられず都会で就職してしまう。)

    Cグループ

    • 子育て支援策として、第二子以降の保育料を無料にしてほしい
    • 出産負担一時金の補助を増額してほしい
    • 育休退園を廃止してほしい
    • 子育て支援センターを充実してほしい
    • 紙オムツの配布補助してほしい
    • 保育所での紙オムツの持ち帰りを廃止してほしい
    • 保育士の人材確保をしてほしい
    • 子どもが夏暑いときにでも遊べる公園のような施設を整備してほしい
    • 道路標示等の引き直しをしてほしい
    • 娯楽がないので、整備してほしい
    • 伊賀上野城でお酒を飲みたい
    • 大山田せせらぎ運動公園が荒れているので整備してほしい
    • 公共交通で鉄道の本数を増やしたり、自動運転のバスやタクシーを走らせてほしい
    • 免許返納者が増えると思うので、公共交通の充実は必須です
    • 若い人が起業しやすいような補助をしてほしい
    • 若者は概ね30歳までと決めつけないでほしい

    Dグループ

    • 名阪国道、国道368号、422号沿いに若い人向けの商業施設がない。
    • 商業施設の選択肢が少ない。伊賀市内で催される観光イベントや商業イベントに参加せず、市外県外へ出かける。ファミリー層をはじめ土曜日・日曜日は、伊賀市にはいない。草刈りや消防団など田舎の付き合いが面倒。
    • 子育ての充実を図ってほしい。(例:公園や公園遊具・設備の充足。)
    • 伊賀市は、車社会である。免許が無くても生活できるインフラ整備をしてほしい。(例:外食時に、友人と飲酒ができない。高齢者が免許を返納したくてもできない。)
    • 高校生を大切にしてほしい。
    • 伊賀市の情報不足と周知方法に課題。そもそも、発信情報に気づかれていない。特にどうしたら伊賀に住めるのかといった情報が希薄。
    • 大学卒業後、伊賀市内で就職したいと思える企業が無い。ミスマッチの問題。(例:市内企業の手厚い福利厚生。転職することが当然になっている。)
    • 観光客は、イベント時しか訪れない。

    Eグループ

    • 伊賀市の資源を活用したイベントづくりなど娯楽施設を増設
      (1) 刈谷ハイウェイオアシスのような、名阪国道を利用した観光施設
      (2) 伊賀の古い建物を利用した古民家カフェを増設
      (3) ひぞっこの食を利用した飲食施設
      (4) ビールフェスなどの楽しいイベントを増やす。
      (5) キャンプ場の有名地になるようにしてほしい。
      (6) 伊賀神戸駅周辺の活性化。食べるところがない。
    • 世代にあったSNSの活用(若者・・・Instagram、line その他・・・Facebook、X)
      (1) 子育て支援の発信
      (2) 今ある魅力的なお店や観光施設、イベントを他県に発信
    • 若者の定住移住
      (1) 集合住宅の増設
      (2) 大学・専門学校、工場の誘致
    • 公共交通の利便性
      (1) 電車やバスにどこからでも乗れるようにしてほしい。フリーパスなど。

    Fグループ

    • 映画館や商業施設(ユニクロ、イオンモール、サーティーワンなど)がない。
    • 名古屋行きのバスが、ちょうどよい時間帯がなくなった。
    • JR草津線とJR関西本線の連絡が悪い。
    • 朝夕の名阪国道友生インターの混雑。
    • 電車などの公共交通が不便。
    • 交通網を整備すれば、周辺都市に行きやすい。
    • 亀山リニアにつなぐ公共交通があればよい。
    • 若者向けの支援策が足りない。あっても、情報発信が弱いのではないかと思う。流行りの媒体に投稿されていない。結婚して住むところへの補助金。
    • 育児支援。育休退園が理不尽。児童公園の整備。屋内運動場(施設)の整備。公園の児童遊具が少ない。
    • 伊賀離れは確かにある。
    • 上野城の夜間開放を望む。
    • 土曜日や日曜日に若者は伊賀にいない。

    Gグループ

    • 若者が住みたくなるためには、仲間や家族で余暇や趣味を過ごす施設や商業施設、飽きのこないバラエティに富んだメニューのレストラン、歩いて回れる飲食店などが欠かせない。具体的には映画館やアミューズメント施設がほしい。それが望めない状況なので、伊賀市の外(鈴鹿、名張、大阪、京都、奈良など)へ出かけていかなければならない。土日は伊賀市にいないことが多い。
    • 広大な面積を有する伊賀市の課題は、鉄道やバスなどの交通の不便さである。駅のすぐそばならまだしも、最寄りの駅まで帰ってきても、そこから自宅までのバスなどの交通手段がない。タクシーも少なく、あっても距離の分だけ運賃も多く掛かってしまう。また、市内でも人が交流しやすい環境にはなっていないので、市としての一体感にも欠ける。
    • 伊賀市で就職をしようとしても、自分のやってみたい仕事が市内に少なく、職業の選択肢が狭いため、友人たちの多くは進学した先の地域(東京、名古屋、大阪等)で就職してしまいがちで伊賀市に戻ってこない実状がある。
    • 若者の定着を図るには、保育園などの施設をはじめ子育てに安心のもてる環境や体制も必要である。

    Hグループ

    • 関西本線、伊賀鉄道、バスなどの公共交通が、いずれも本数が少なく不便である。
    • 通勤で伊賀鉄道と近鉄を利用するが、乗り継ぎを良くして便利にしてほしい。
    • 乗客を増やすために、ヨーロッパでやっているように、利用客が多い時間帯の運賃を上げるなどメリハリをつけてはどうか。
    • 自分はやりたいことがあったので大阪に出たが、電車の本数が減り、通勤できなくなったため伊賀で就職することにした。やりたいことがあっても、職種が限られているので、どうしても伊賀市を出ていかざるをえない。若者の流出を止めるためにも伊賀市に本社がある企業の誘致を進めてほしい。
    • 空き家が増えているが、改修すれば住めるような家も放置されているのはもったいない。移住者が住めるように補助制度を作る必要がある。
    • 街が暗い。防犯のためにも電灯を増やして明るい街にしてほしい。
    • 交通を便利にすれば伊賀市内で就職しても、1時間でどこでも遊びに行ける伊賀市は生活しやすい街である。よって、乗り継ぎを便利にしていく必要がある。
    • 若者も地元愛が強いので、もっと工夫すれば良い伊賀市になる。

    今後について

    今回いただいたご意見をもとに、議会からの政策提言や一般質問につなげていくなど、今後の議会活動に役立ていきたいと考えています。

    参加者していただいた方のアンケート結果について

    伊賀市議会タウンミーティングアンケート結果