平成22年度の一般会計決算概要
伊賀市の平成22年度一般会計予算の最終補正後における予算総額は467億2,746万円でした。
これに対し、一般会計の決算額は、歳入が454億6,316万円で予算に対し97.3%、歳出が436億165万円で予算に対し93.3%となり、差引は18億6,151万円の黒字でした。
18億6,151万円のうち、平成23年度に繰り越した事業の財源として1億5,818万円を充てるため、実質の黒字額は17億333万円となり、平成23年度に前年度繰越金として収入します。また繰越金のうち1/2以上を財政調整基金に積立てます。
歳入の状況
自主財源 費目 | 決算額 | 構成比 |
市税 | 146億6,473万円 | 32.2% |
使用料手数料など | 12億7,530万円 | 2.8% |
その他 | 20億3,236万円 | 4.5% |
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依存財源
費目 |
決算額 |
構成比 |
地方交付税 |
110億8,212万円 |
24.4% |
国県支出金 |
79億4,901万円 |
17.5% |
市債 |
60億2,330万円 |
13.2% |
地方譲与税など |
24億3,634万円 |
5.4% |
歳入の合計
|
決算額 |
構成比 |
合計 |
454億6,316万円 |
100.0% |
歳出の状況(性質別)
義務的経費 費目 | 決算額 | 構成比 |
人件費 | 90億1,379万円 | 20.7% |
扶助費 | 67億758万円 | 15.4% |
公債費 | 62億1,119万円 | 14.2% |
合計 | 219億3,256万円 | 50.3% |
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投資的経費
費目 |
決算額 |
構成比 |
普通建設事業費 |
47億9,365万円 |
11.0% |
災害復旧事業費 |
3億7,694万円 |
0.9% |
合計 |
51億7,059万円 |
11.9% |
消費的経費
費目 |
決算額 |
構成比 |
物件費 |
60億680万円 |
13.8% |
補助費等 |
37億6,684万円 |
8.6% |
その他 |
67億2,486万円 |
15.4% |
合計 |
164億9,850万円 |
37.8% |
歳出の合計
|
決算額 |
構成比 |
合計 |
436億165万円 |
100.0% |
歳出の状況(目的別)
目的別一覧 科目 | 内容 | 決算額 | 構成比 |
民生費 | 医療費助成、保育所、老人ホームなど | 133億809万円 | 30.5% |
総務費 | 庁舎管理、地域振興、国際交流など | 82億8,823万円 | 19.0% |
公債費 | 市債の元金および利子の返済金 | 62億1,119万円 | 14.2% |
衛生費 | 各種保健事業、環境保全、ごみ収集など | 44億8,573万円 | 10.3% |
教育費 | 小中学校、文化財、生涯学習など | 34億2,092万円 | 7.8% |
土木費 | 道路、河川、市営住宅、都市計画など | 31億7,575万円 | 7.3% |
農林業費 | 農業振興、農林道整備、農業委員会など | 17億4,888万円 | 4.0% |
消防費 | 消防署、救急救命、消防団など | 15億1,241万円 | 3.5% |
その他 | 商工観光、議会運営、雇用対策、災害復旧など | 14億5,045万円 | 3.4% |
市債残高の状況
市債は、市の借入金です。本年度は昨年度に比べ約7億円増加しています。市民一人あたりに換算すると約60万3,803円の借金残高になります。
基金残高の状況
基金は、将来市が直面する財政課題に対応するために蓄えられた市の貯金です。本年度は昨年度に比べ約24億円増加しています。市民一人あたりに換算すると約12万1,485円の貯金残高になります。
平成22年度ではこのような事業を行いました。
―ひとが輝く 地域が輝く― 伊賀市総合計画 輝きプランの基本計画における分野別に区分しています。
1.健康・福祉 事業名 | 事業費 | 説明 |
放課後児童対策事業 | 5,318万円 | 放課後児童クラブの管理運営を行いました。 |
子ども手当事業 | 15億1,069万円 | 子どもの健やかな育ちを支援するため、子ども手当を支給しました。 |
救急医療事業 | 1億3,560万円 | 応急診療所を1年通して運営しました。また、「伊賀市救急相談ダイヤル24」を開設しました。 |
2.生活・環境 事業名 | 事業費 | 説明 |
防災対策経費 | 1億1,887万円 | 洪水ハザードマップを作成し配布しました。また、地域防災計画の修正などを行いました。 |
ごみ燃料化および施設維持管理経費 | 9億2,070万円 | さくらリサイクルセンターの維持管理やごみのRDF化を行いました。 |
リサイクルセンター整備事業 | 3億6,540万円 | リサイクルセンターの建設を行いました(平成22年7月供用開始)。 |
感染症予防経費 | 1億9,359万円 | 新型インフルエンザをはじめとした予防接種業務を行いました。 |
市街地整備推進事業 | 2億196万円 | 街なみ環境の整備などを行いました。 |
3.教育・文化 事業名 | 事業費 | 説明 |
スポーツ活動振興事業 | 2,267万円 | スポーツ組織、団体の育成支援やスポーツイベントの開催などを行いました。 |
中学校建設事業 | 3億8,066万円 | 上野南中学校の建設を行いました。 |
体育施設管理運営経費 | 2億932万円 | 指定管理者制度により、体育施設の管理運営を行いました。 |
4.産業振興 事業名 | 事業費 | 説明 |
産学官連携研究開発拠点運営経費 | 2,173万円 | ゆめテクノ伊賀の適正かつ円滑な運営管理を図るため、運営費の補助を行いました。 |
企業立地促進経費 | 2億1,291万円 | ゆめぽりす伊賀クリエイトランドへ環境にやさしい優良企業の立地を促進しました。 |
地域バイオマス利活用推進事業 | 1,187万円 | 菜種油等搾油施設などを活用し、「菜の花プロジェクト」の推進を図りました。 |
5.交流基盤 事業名 | 事業費 | 説明 |
地域振興経費 | 6億9,410万円 | 伊賀鉄道株式会社への運営補助などを行いました。 |
地域活力基盤創造交付金事業 | 1億2,274万円 | 西明寺生琉里緑ケ丘線、上友田新堂線の改良を行いました。 |
道整備交付金事業 | 6億8,348万円 | ゆめが丘摺見線の新設、岡田大沢線、伊勢路とがの奥鹿野線の改良を行いました。 |
6.しくみ 事業名 | 事業費 | 説明 |
地区市民センター等維持管理経費 | 4億5,603万円 | 今年度、新たに、きじが台、ゆめが丘に地区市民センターを開設しました。 |
庁舎管理経費 | 16億6,935万円 | 新庁舎建設に係る、基本構想、基本計画の策定および基金への積立等を行いました。 |
特別会計の状況
特別会計 会計名 | 収入額 | 支出額 | 差引額 |
国民健康保険事業 | 98億2,577万円 | 92億6,383万円 | 5億6,194万円 |
事業勘定 | 96億7,940万円 | 90億9,336万円 | 5億8,604万円 |
直営診療施設勘定診療所費 | 1億4,637万円 | 1億7,047万円 | △2,410万円 |
住宅新築資金等貸付 | 8,614万円 | 1億8,990万円 | △1億376万円 |
駐車場事業 | 5,019万円 | 5,009万円 | 10万円 |
老人保健 | 668万円 | 668万円 | 0円 |
介護保険事業 | 80億1,844万円 | 80億1,087万円 | 757万円 |
農業集落排水事業 | 21億734万円 | 20億6,086万円 | 4,648万円 |
公共下水道事業 | 11億6,846万円 | 11億4,153万円 | 2,693万円 |
浄化槽事業 | 3,629万円 | 3,450万円 | 179万円 |
サービスエリア | 1,534万円 | 1,532万円 | 2万円 |
市街地再開発事業 | 1億4,333万円 | 1億4,333万円 | 0円 |
後期高齢者医療 | 9億120万円 | 8億8,594万円 | 1,526万円 |
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財産区 会計名 | 収入額 | 支出額 | 差引額 |
島ヶ原財産区 | 3,023万円 | 2,820万円 | 203万円 |
大山田財産区 | 773万円 | 644万円 | 129万円 |
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特別会計の合計 | 収入額 | 支出額 | 差引額 |
合計 | 223億9,714万円 | 218億3,749万円 | 5億5,965万円 |
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