みえ森と緑の県民税について
- [公開日:2025年4月1日]
- [更新日:2025年4月1日]
- ID:12855
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あしあと
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平成26年から、三重県が課税している税金です。この税収を活用して、県と市町が「災害に強い森林づくり」と「県民全体で森林を支える社会づくり」に取り組んでいます。
異常気象や台風の大型化などにより、土砂崩れなどの災害が発生する危険性が高まっています。その対策として災害のリスクを軽減する森林整備や、森林を将来に引き継いでいく社会づくりを行うことが必要です。
ご負担いただく「みえ森と緑の県民税」は、現行の県民税均等割に上乗せして納めていただきます。
個人では年額1,000円、法人では年額2,000円~80,000円(県民税均等割額の10%相当額)となります。
詳しくは、三重県ホームページ(別ウインドウで開く)をご確認ください。
防災・減災の観点から整備の急がれる森林について、土砂災害防止機能等を高めるために必要な対策を講じ、災害に強い森林を実現します。
[対策1]土砂や流木による被害を出さない森林づくり [対策2]暮らしに身近な森林づくり
住民による森林づくり活動への参加の機会や木とふれあう機会の提供を進めるとともに、都市空間や生活空間に緑や木材を積極的に取り入れるなど、県民全体で森林を支える社会づくりを進めます。
[対策3]森を育む人づくり [対策4]森と人をつなぐ学びの場づくり [対策5]地域の身近な水や緑の環境づくり
伊賀市では、「みえ森と緑の県民税」を活用し、以下の事業を実施しています。
【令和5年度の取り組み】総事業費61,372,006円
人家等の保全対象から概ね2km以内の渓流沿い等の森林であって、適正な管理がされておらず、流木や土砂の流出により下流に被害を及ぼす恐れがあり、三重県水源地域の保全に関する条例に規定する特定水源地域として指定されている森林を対象とし、根系や下層植生の発達を促す森林整備(間伐)を実施し、流域の防災機能の強化を図りました。
流域防災機能強化対策事業(災害緩衝林一体型)業務 事業費3,135,000円
間伐8.24ha[諸木地区]
流域防災機能強化対策事業(特定水源地域)業務 事業費29,535,000円
間伐88.81ha[広瀬、奥馬野、中馬野、奥鹿野、伊勢路、北山、勝地、妙楽地、瀧、高尾 地区]
流域防災機能強化対策事業(特定水源地域)調査業務委託 事業費935,000円
毎木調査41箇所(29.8ha)[広瀬、上阿波、北山、勝地、妙楽地、諸木 地区]
暮らしに身近な里山を、地域住民みんなの里山として管理し次世代に受け継ぐこと及び地域住民が地域の森林へ興味関心を抱き、持続可能な保全管理を推進することを目的として、自治会等で実施していただく地域住民のボランティアによる里山等の管理保全に必要な活動に係る費用を助成しました。補助金額は、事業に関する経費で上限を25万円としています。
令和5年度実施団体 自治会等34団体 事業費7,520,840円
市内における森林整備活動において発生する間伐材のうち、用材とせず森林内に留置される間伐材(未利用間伐材)を搬出することにより、森林の適正な管理及び未利用間伐材の有効な利活用を促進するため、未利用間伐材の搬出及び運搬を行う者に対し搬出及び運搬に要する経費の一部を助成しました。(補助金額 未利用間伐材1トン3,000円)
令和5年度実績 搬出者述べ16人 852.76トン 事業費2,558,280円
幼児期からの「木育」を進めるため、親子共に木のぬくもりを共有できる物として、出生のお祝いに伊賀産ヒノキの木製フォトフレームを配布しました。
令和5年度 540個 事業費1,306,586円
小学5年生が社会科の授業で森林の間伐を学ぶ機会にあわせて、伊賀産ヒノキの手作り箸キットを配布しました。
令和5年度 800個 事業費1,399,200円
次世代を担う子どもたちの森林環境への理解と関心を深めるため、小中学校で実施する森林環境、林業等に関する学習活動及び体験活動、その他森林環境への理解、関心の向上に繋がる活動に係る費用を助成しました。
補助金額の上限は、小学校「6年生の学級数×10万円」、中学校「3年生の学級数 ×10万円」としています。
令和5年度事業 小学校14校40学級 中学校5校16学級 事業費3,456,446円
地域住民が森林・林業にふれあう機会が少なくなってきているため、地域住民や子どもたちが共に森林・林業等への関心を持ち、身近な生活における森と緑のつながりを感じられることを目的として、住民自治協議会等が実施主体として行う森林環境・林業に関する教育活動を支援しました。1団体につき、補助金額の上限5万円としています。
令和5年度事業 2団体 事業費59,234円
木の薫るやすらぎのある街づくりを促進することを目的として、市内の高等学校で組織する実行委員会等が、市民が自由に使える空間に、市内の間伐材等を利用して実施する森のやすらぎ空間整備に対して支援を行いました。
令和5年度は、伊賀白鳳木育推進実行委員会が、旧上野市庁舎改修により令和8年4月に開館する新図書館の子どもテラスで使用する、地元産材を使用した木製ベンチのデザイン案を制作しました。
令和5年度事業費 200,000円
子どもの頃から、木とふれあい、木製遊具で遊ぶことで、五感を刺激し感性を磨き、好奇心・集中力を高めることや、木を身近に使うことを通じて、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むことを目的として、市内の保育所・幼稚園・認定こども園において、地域産材を使用した木製遊具を整備を行いました。
令和5年度事業費 11,266,420円
ウッドマウンテン(保育園11園、認定こども園1園)
木製平均台(保育園11園、幼稚園1園)
丸太ステップ(保育園4園)
ゆらゆらぽっくり(保育園27園、幼稚園2園、認定こども園1園)