「ゾーン30」について

　生活道路における歩行者等の安全な交通を確保することを目的として、区域（ゾーン）を定めて最高速度30キロメートル毎時の速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策です。

　当該エリア近隣には、学校が位置しており、約500～850人程度の生徒が通学し、エリア内のほとんどが通学路に指定されています。最寄の上野市駅では、1日当たり約1，000人の乗車があり、交通安全の確保が重要な課題として揚げられています。

　また、国土交通省の調査の結果、幹線道路の渋滞を避けるために、当該エリア内の生活道路を抜け道として利用している車両が多数あり、平成26年には9件の事故が発生し、このうち自転車走行中の事故が3件となっているため、国土交通省より安全対策を求められています。

これらのことから、歩行者及び自転車走行中の事故を抑えるため、伊賀警察署及び道路管理者である伊賀市が連携し、本エリアの選定を行いました。