自動火災報知設備の非火災報が多発しています!
- [公開日:2024年6月11日]
- [更新日:2024年6月11日]
- ID:8052
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あしあと
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火災による煙や熱を感知器が自動的に感知して、警報ベルなどで建物内の人たちに火災の発生を知らせる設備です。
・雨や天井裏の水配管等から伝わった水滴が、感知器内に入る
・湯気、ほこり、虫が感知器内に入る
・台風など、外気圧の低下が起こる
・梅雨時期など、感知器内に結露が発生する
・機器の経年劣化
まず、受信機のランプが点灯している表示窓を確認します。
次に、警戒区域一覧図で異状発生場所(範囲)を把握し、現場確認に向かいます。
※現場確認に向かうときは、消火器や電話機能がある場合は受話器などを持って行ってください。
★火災を確認したら、
初期消火、119番通報、避難誘導をしてください!!
★火災でなかったら、
(1)ベルを止める
(2)表示区域内の感知器を確認し、作動表示灯が点灯しているものを捜します。
(3)発信機のボタンを復旧します。
(復旧方法は、ボタンを引き戻すタイプと小窓の中の復旧スイッチを押すタイプがあります)
(4)受信機の復旧スイッチを操作します。
発信機上部の表示灯が点滅、または消火栓起動表示灯が点灯していた時は、
最後にポンプ停止操作が必要となります。
(5)主・地区音響スイッチを定位に戻します。
※チェックポイント
・警戒区域一覧図はありますか?
・携行品は備えてありますか?
非火災報が頻繁に起きると、警報がなっても誰も火災とは思わず、本当の火災が起こったときに消火や避
難の行動が遅れることになり、建物内の人たちが命を落とすことになりかねません。
また、自動火災報知設備の電源を切ることも絶対にやめてください。
自動火災報知設備は、消防隊が使用するものではなく、建物の入居者の方や、従業員の方が使用するも
のです。誤作動が頻繁に起こり、お困りの場合は、消防用設備点検業者の方に相談してください。
適切に維持管理していただきますようよろしくお願いします。