伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎
- [公開日:2024年10月14日]
- [更新日:2024年10月14日]
- ID:9784
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現在位置
あしあと
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建物は、青山の風景をこよなく愛した水墨画家 穐月 明(あきづき あきら)さんにより建てられました。
穐月さんが亡くなられた後、ご遺族から市に寄贈され、伊賀市で初めての美術作品等の展示専用施設「伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎(うたのいえ)」として開館しました。
「青山讃頌舎」という名前は、穐月さんが、地名の青山とその豊かな山河を称える意味で命名されたものです。
現在開催中、または開催予定の企画展示は、以下のとおりです。
新春特別展 「新 歓嗣展(仮称)」
春の通常展 「四季の草花ー穐月明・植物を描く」
木と土の純日本建築の落ち着いた空間で作品を鑑賞していただけます。
展示室に囲まれた中庭の中央には、石仏に囲まれた大きな樫の木がそびえています。
茶室は、穐月さんが設計図を取り寄せ、柱の木や天井材、壁土などを何年もかけて集めて完成させました。
本格的な茶事もできるよう設備が整っています。
庭園には、穐月さんが収集された石像があちこちに展示されていて、自然をとても大切にした穐月さんの美意識が詰まった空間です。
午前10時~午後4時30分 (入館は午後4時まで)
毎週火曜日、年末年始、展示替え期間
一般 300円 (団体料金 200円)
高校生以下 無料
1時間あたり1,000円
1929年、和歌山県高野山で生まれ、京都市立美術専門学校(現在の京都市立芸術大学)で日本画と洋画の基礎を学ぶも、水墨画に魅せられて、独習で水墨画の道に入りました。
そして、師に付かず、派閥に属さず、賞も断って画業に専念し、独自の絵画世界を築きました。
旧青山町(現在の伊賀市)の風景をこよなく愛した穐月さんは、1981年に移住し、2016年には「東洋文化資料館靑山讃頌舎・美術館」を開館しました。
穐月さんの作品には、菩薩像や野の仏などの仏画をはじめ、風景や動物、花などのさまざまな水墨画があります。
その中でも、寺で生まれ育った穐月さんにとって仏画は特別なテーマでした。かぎりなく優しい仏を描き、阿弥陀如来や弥勒菩薩などの優しい微笑みに魅了されます。
また、その独自の画風は、今でも多くのファンを魅了しています。
「弥勒菩薩」
野の仏は穐月絵画を代表する人気の画材。
優しい微笑みに魅了されます。
「秋果図」
墨1色でありながら、今採ってきたばかりのように、美しくみずみずしく描かれています。
「松下仔猫」
動物が大好きだった作者の、猫に対する愛情が感じられます。
晩年には風景画に意欲的に取り組みました。
作家の世界観を最も表しています。
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎
〒518-0221 三重県伊賀市別府718番地の3
電話・ファックス : 0595-52-2100
【車でお越しの方】
◎名阪国道上野東インターから南へ約20分
◎伊勢自動車道久居インターから西へ約40分
※当館の南、桜山公園に駐車場(2台分)があります。満車時は大村神社駐車場をご利用ください。
【電車でお越しの方】
◎近鉄青山町駅下車 徒歩約15分