芭蕉翁生誕380年記念事業
- [公開日:2024年1月29日]
- [更新日:2025年1月15日]
- ID:11565
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松尾芭蕉は1644年に伊賀市で生まれました。2024(令和6)年は、生誕380年の記念の年にあたります。芭蕉さんといえば、俳句を芸術の域まで高めた俳聖であることはよく知られています。さらに、自然を愛し、互いの違いを尊重するその姿勢から、現代を生きる私たちは改めて自然環境や平和な世界を守る大切さに気付かされます。
生誕380年を機に、芭蕉さんの偉大さや尊さを再確認し、文芸に対する姿勢や生き方を学び、広く世間へ発信していきたいと考え「芭蕉翁生誕380年記念事業」を進めていきます。
芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会
学習まんが「─俳聖 松尾芭蕉─ 芭蕉さん」を多くの人に読んでいただくため、デジタル版を作成し公開しました。下記リンクまたは二次元コードを読み込んでご覧ください。
・多言語翻訳、音声読み上げができるアプリ「カタログポケット」を利用しています。
・アプリがなくても、インターネットブラウザで読むことができます。
芭蕉の言葉に「新しみは俳諧の花なり」という言葉があります。芭蕉は常に新しさを求める精神を持ち、この精神は現代のアートにも通じるものがあります。
生涯を創作活動に捧げた芭蕉の精神を受け継ぎ、芭蕉翁生誕380年を機に、芭蕉の俳句や理念から創造する現代アート(工芸美術)作品とのコラボレーションを実現すべく、「芭蕉×ART」特別公募展を芭蕉のふるさと「伊賀」で開催します。
芭蕉さんの俳句をイメージしたものや、生き方や考え方、「不易流行」「軽み」などからインスピレーションを受けたものなど、芭蕉翁生誕380年記念にふさわしい、創造力豊かな工芸美術作品をお待ちしています。
応募時点に満18歳以上で、日本国内に居住する人
松尾芭蕉の俳句、理念をテーマにした工芸美術作品
(陶芸・染織・ガラス・金工・木竹芸・漆芸・皮革・七宝・諸工芸)
【審査委員長】 菅谷富夫(大阪中之島美術館 館長)
【審査員】 外舘和子(多摩美術大学 教授)
【審査員】 速水 豊(三重県立美術館 館長)
2025年2月下旬~3月中旬に、史跡旧崇広堂で作品展示を行います。
展示会場では、実行委員会に委託し応募作品を販売することができます。詳細は、第1次審査通過者にご案内します。
【第1次審査】
【本審査】
2024(令和6)年8月1日(木)0時0分~12月31日(火)24:00
※郵送の場合、消印有効
※応募を締め切りました。
※応募者の方には審査結果を通知しますので、今しばらくお待ちください。
募集要項PDF
チラシPDF
子どもの思いが溢れたたくさんの作品を見て、心から楽しむことができました。俳句から浮かぶ情景を興味、好奇心を持って自分の思いを膨らませた作品や、創意工夫を心がけ白い画面の中に思いっきりぶつけて表現した作品が良かったです。
審査を通して「子どもの思いの声」が聞こえてくるもの、丁寧に形や色に結びつけて感性や感覚を引き出せたもの、子どもの個性が画面いっぱいに広がっているものをポイントとしました。
伊賀市立上野西小学校5年 藤﨑 柚衣さん
【芭蕉俳句】
五月雨に鶴の足短くなれり
審査委員長講評
鶴や水面の表情がのびやかで丁寧に描かれ、しっかりとした強さを感じることができた。
言葉から自分の思いを膨らませ、慎重に描き込まれた画面は、見る人を優しい気持ちにさせる作品である。
伊賀市立上野南小学校4年 菊田 柚羽さん
【芭蕉俳句】
あじさいややぶを小庭のべつざしき
岡山県倉敷市立万寿東小学校6年 田村 英さん
【芭蕉俳句】
ほろほろと山吹ちるか滝の音
千葉県流山市立おおたかの森小学校6年 永井 秀弥さん
【芭蕉俳句】
春の夜は桜に明けてしまひけり
伊賀市立中瀬小学校6年 布生 涼葉さん
【芭蕉俳句】
名月の花かと見えて綿畠
伊賀市立上野東小学校4年 川森 壮真さん
【芭蕉俳句】
山路来て何やらゆかしすみれ草
伊賀市立中瀬小学校6年 葛原 楓さん
【芭蕉俳句】
ほろほろと山吹散るか滝の音
伊賀市立上野西小学校6年 カララン ジュエルさん
【芭蕉俳句】
古池や蛙飛びこむ水の音
伊賀市立阿山小学校5年 阿久根 凜さん
【芭蕉俳句】
春なれや名もなき山の薄霞
言葉から連想した思いを情景に結びつけて、技術を駆使した表現作品があり驚きました。
それぞれ、意欲や感性、感覚を俳句・言葉から呼び出し自己の思いを表現していて、謙虚に創意工夫のもとで構築された作品を楽しむことができました。
審査では、自分の思いを膨らませ自由に表現したものや写実的に美しく表現したもの、時代の感性や感覚による色や形の美的な認識力に結びつく表現技術として個性が広がっているものをポイントとしました。
大阪府枚方市立楠葉西中学校2年 髙見 采佳さん
【芭蕉俳句】
秋深き隣は何をする人ぞ
委員長講評
表現技術を駆使したデジタル作品である。
思いの世界を写実的に美しく丁寧に描き込んでいる。
特別なことではなく内包的な色や形を認識力に結びつけ制作されており、悠久の時を感じることができる。
自然な表現はむしろ個性的であり作品の広がりに繋がっている。
大阪府枚方市立楠葉西中学校3年 小島 禾蓮さん
【芭蕉俳句】
岩躑躅染むる涙やほととぎ朱
大阪府枚方市立楠葉西中学校3年 森下 真香さん
【芭蕉俳句】
びいと啼く尻声悲し夜の鹿
伊賀市立緑ヶ丘中学校1年 平野 桃菜さん
【芭蕉俳句】
駿河路や花橘も茶の匂ひ
伊賀市立上野南中学校3年 山本 幸來さん
【芭蕉俳句】
三日月や朝顔の夕べつぼむらん
大阪府枚方市立楠葉西中学校2年 一木 彩音さん
【芭蕉俳句】
月の鏡小春に見るや目正月
大阪府枚方市立楠葉西中学校2年 上山 かんなさん
【芭蕉俳句】
紫陽花や帷子時の薄浅黄
大阪府枚方市立楠葉西中学校1年 田中 ももさん
【芭蕉俳句】
草臥れて宿借るころや藤の花
千葉県流山市立おおたかの森中学校2年 永井 文人さん
【芭蕉俳句】
古池や蛙飛びこむ水の音
2024年12月6日(金)午後6時30分~(開場:午後6時)
伊賀市文化会館(伊賀市西明寺3240-2)
結びイベントチラシ
芭蕉さんの文芸に対する姿勢や生き方を広く発信し、全国のジュニア世代が俳句に親しむ機会を創出することを目的に、「俳句ジュニアカップ」として作品を募集しました。
受賞作品は次のとおりです。受賞者のみなさん、おめでとうございます。
選者:岡森競一、服部登紀子、松村咲子 共選(敬称略、50音順)
全体講評:皆さん一句一句一生懸命作られたのが伝わってきました。その中で子どもらしい目線の俳句を選ばせていただきました。俳句では漢数字を使うのが基本ですので、少し残念な句もありました。
「夏の空理科で習ったアンタレス」
伊賀市立上野西小学校5年生 佐藤凛さん
講評:中七の「理科で習った」という実体験が表現されていて良かった。とてもすっきりと表現された良い句と思う。
「汗の玉高鳴る鼓動バトン待つ」
愛媛大学教育学部附属小学校4年生 平橋采武さん
講評:汗という季題が生きている。緊張感が伝わってくる句である。
「日焼けした靴下のあとくっきりと」
伊賀市立阿山小学校4年生 前田にこ菜さん
講評:日焼けしている足の様子が目に浮かぶように表現されている。
「夏休み火おこしカレー初挑戦」
長久手市立北小学校6年生 寺尾陽登さん
講評:日頃はできない体験を夏休みにしたことが句の中に初挑戦としてうまく表現されている。
選者:東構東子、福山良子、森岡秀美 共選(敬称略、50音順)
全体講評:力作が多く選ぶのが難しかった。特に3年生に傑出した句がみられた。部活動や学習活動など学校生活の中で題材を見つけ季語を上手に生かして俳句にしている作品が多くみられた。又、家庭生活の中で自分が感動を受けた場面をうまく捉えた新鮮な俳句も目立った。特選入選とも季語の選び方が多彩で巧であることに驚きを感じた。どうかこの機会を通じて俳句を好きになって、たくさん作って発表してください。皆さんの若い力に期待しています。
「まつさらな進路調査書雲の峰」
宝塚市立御殿山中学校3年生 武田奈々さん
講評:季語の「雲の峰」は聳え立つ山のような入道雲のこと。季語は夏である。中三の夏、学校で配布されたまっさらな進路調査書。どんな未来に向かって行こうか、調査書に記入するのは自分自身である。未来ある若者が自分の未来を胸を張って見つめている。まぶしく輝く雲の峰が若者の姿と重なり力強さが伝わってくる。「まっさらな進路調査書」と「雲の峰」の取り合わせはすばらしい。進路をひかえた中三の一人一人にエールを送りたくなる俳句であり、選者一致の特選句となった。
「兄帰省家の灯りが1つ増え」
古賀市立古賀東中学校3年生 柴田美海さん
講評:大好きな兄が帰省し家の灯りが一部屋増えた。心にも灯りが増えたことだろう。あたたかい句である。「1つ」は「一つ」に。
「打水や地面に描く水墨画」
神戸大学附属中等教育学校2年生 布施孟流さん
講評:打水をしたところ乾いた地面がまるで水墨画のように感じられたという感性の豊かな句である。
「春雨やずぶぬれのままノック受け」
古賀市立古賀東中学校3年生 石井杏さん
講評:春雨にずぶぬれになりながらノックを受ける作者の一生懸命な姿に心を打たれる一句である。
芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会では、芭蕉さんの理念や俳句の魅力を広め、芭蕉さんのふるさと伊賀市を全国に発信するため、「俳句が似合う芸能人コンテスト」を実施しました。
「俳句を詠む姿が絵になると思う」「普段は体育会系なのでそのギャップが良い」など、それぞれの感性で「俳句が似合う芸能人」を選びウェブフォームから投票していただきましたので、その結果を発表します。
総合順位
年代別1位
職種別1位
イベント告知や、写真をアップしていきますので、ぜひフォローしてください。
芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会では、より多くの人に芭蕉さんの人柄と作品の魅力が伝わるよう「芭蕉さんガイドブック」を作成しました。記念事業イベントなどで配布するほか、市内公立小中学校の皆さんにお配りしています。
体裁:A5判 44ページ フルカラー
「芭蕉さんガイドブック」を希望される方は、芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会事務局 伊賀市文化振興課までご相談ください。
芭蕉クンが、ふるさと伊賀で行われるイベントに参加したり、さまざまなゆかりの地を訪れます。芭蕉クンの旅日記は伊賀市公式フェイスブックで公開しますので、ぜひご覧ください。
芭蕉翁生誕380年記念事業にみなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
お寄せいただいた募金は、芭蕉翁生誕380年記念事業に活用させていただきます。
※受付を終了しました。ご支援ありがとうございました。
2024(令和6)年7月1日(月)から12月20日(金)まで
芭蕉翁記念館(伊賀市上野丸之内117-13)
口座振込などその他のご協力方法については、芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会事務局(伊賀市企画振興部文化振興課)までご連絡ください。
TEL:0595-22-9621 FAX:0595-22-9619 E-mail:bunka@city.iga.lg.jp
・一般社団法人 全国書写書道教育振興会 代表理事 吉田 真 様
・一般社団法人 全国書写書道教育振興会 名誉理事 鈴木 世津子 様
記念事業を盛り上げ、市民の皆さんと一体となって取り組むため、芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会では協賛事業(冠事業)を募集しています。
※協賛事業の受付は終了しました。
(1)冠事業とは?
イベントや行事、印刷物、自社商品などに「芭蕉翁生誕380年記念」の「冠」や「ロゴマーク」をつけていただき、生誕380年の気運を盛り上げていただくものです。
(2)補助事業とは?
記念事業に賛同する団体・個人などの実施主体が取り組む事業で、芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会の審査により、上限50万円の補助金を活用いただけます。
2024(令和6)年4月1日(月)~12月31日(火)
〒518-0873 伊賀市上野丸之内117-13
芭蕉翁生誕380年記念事業実行委員会 事務局
伊賀市企画振興部 文化振興課
電話:0595-22-9621
ファックス:0595-22-9619
Email:bunka@city.iga.lg.jp
事業終了後、実績報告書(イベントの様子などの写真を添付してください)を提出してください。実績報告書により補助金額が確定した際には、請求書を提出してください。
2024年10月12日(土)
午前10時~
伊賀上野城 本丸広場
・ご当地キャラ俳句フェスタ
・俳句バルーンリリース
・音楽と書のパフォーマンス
・芭蕉さん○×クイズ大会
・芭蕉deビンゴ など
芭蕉さんにちなんだフードやスイーツが大集合!
芭蕉の思い×創作いけばな
ニュートロ芭蕉祭
伊賀生まれで伊賀だいすきっこの声優・女優の水田わさびさんをお迎えし、いが☆グリオくん、はいくちゃんと一緒に「俳句」を楽しむイベントを開催しました。
伊賀市役所企画振興部文化振興課(芭蕉翁記念館内)
電話: 0595-22-9621
ファックス: 0595-22-9619
電話番号のかけ間違いにご注意ください!