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あしあと

    文化振興プランにかかる意見交換会を開催しました

    • [公開日:2025年10月7日]
    • [更新日:2025年10月7日]
    • ID:736

    8月28日伊賀市ゆめぽりすセンターで、伊賀市文化振興プランにかかる意見交換会を実施しました。

    【実施目的】

     伊賀市文化振興プラン前期実行計画に基づき、文化芸術に対し市民と行政、公益文化団体が意見交換を行い、相互の取り組みに理解を深めるとともに、協力・連携・協働に向けて話し合うことで市民文化と都市文化の発展につなげる。

    【意見交換会のテーマ】

     文化を通じて「多文化共生力を高める」ためには

    【概要】

    • 伊賀市国際交流協会およびNPO法人伊賀の伝丸による事業の取り組み
    • 伊賀市の多文化共生について
    • 5グループに分かれ意見交換
    • 伊賀市文化振興審議会 中川会長による講評

    【参加者数】

     31名

    多文化共生とは

    異なる文化を協働させていくということだけでなく、国籍や文化背景などの違いで社会的不利益が被ることがなく、一人ひとりが個人として尊重され、地域で相互に対等な関係になって暮らしていること。ともに生活を営んでいることをさす。

    地域社会の形をつくる

    制度、施策の積み重ねではなく、日々の生活のなかで互いに支えあう関係性の構築も大切である。あいさつをする。情報を共有する。困りごとを相談する。そんな小さなことから積み重ねがやがて大きな社会へ結びついていく。

    1グループの意見

    1.伊賀は国際交流フェスタをはじめ、地域の祭りなどの小さな単位で地域の方と触れ合い、お互いの国のことを学べる交流イベントが盛んに行われている。

    2.子どもたちは学校で日本語や日本の文化を学べるが、大人は地域での交流が日本語や日本の文化に触れられる機会になる。

    3.観光の外国人と外国語で会話をするのは難しいが、やさしい日本語であれば活用しやすい。やさしい日本語を話すことで、お互いに歩み寄っていける。やさしい日本語を普及してもらいたい。

    4.チラシなどの媒体も縦書きを横書きにする、ルビをふる。ピクトグラムを使うなど、伊賀市民全員がわかるものを作ってほしい。

    5.イベントも大事だが、人と人との繋がりは伝えようとする気持ちがあれば外国語が話せなくても、いろんな方と触れ合って共生していけると思う。外国の方から歩み寄ってもらうのではなく、私たち自身が歩み寄り、触れ合え、一緒に共生していける場が増えてできていけば良い。

    2グループの意見

    1.華道、書道、陶芸をされている方、外国の方や地域を支援されている方で構成され、その方々の経験に基づく意見が出た。外国の方と接するにあたり、教えていただかないとわからない文化の違いがあり、それを学んでいかないといけない。お互いがお互いの情報を出し合うことで、よりつながることができる。

    2.社会福祉協議会では外国人防災リーダーの養成をしたが、助けてもらえるから繋がるというわけではなく、普段からつながりを創ろうという気持ちをもってやっていくことが大事である。一度やってみようという、踏み出す勇気が大事である。

    3グループの意見

    1. 保育園では外国籍の子どもたちがおり、子育ての場では同じ子育てをする親として垣根を越えて交流が行われている。

    2. 高齢者に多文化共生に興味関心を持たせるのが難しい。社会福祉協議会や住民自治協議会と連携してはどうか。

    3.高齢者施設で仮想の海外旅行を想定し、その国の食事とか音楽を提供する。1施設だけではなく、いくつもの施設で共有できれば効果的である。

    4.市役所や地区市民センターで、「ふるさと自慢」として自国のふるさとの写真を展示し、職場や家族、いろんな人にみてもらうことでその国の文化や生活を知ってもらう。


    4グループの意見

    1.キーワードは3つ。「食は万国共通」、「やさしい日本語」そして、「多文化の理解」伊賀市にも多くのいろんなお店があるが、『高い』、『入りにくい』という声がほとんどである。でも、1度入店して食べてみるとおいしいものはおいしい。それによってその食の文化をはじめいろんな文化を知ることができる。

    2.6時45分NHKの第1で放送されている『やさしい日本語』はわかりやすい。どの外国人の方も、わかりやすいっていうのを痛感する。

    3.色々と生じるトラブルは、お互いの文化の理解を誤っていることにより生じている。例えば、日本は茶碗を持って食事をするが、韓国では食卓に置いて食べるのが礼儀だとかあげたらきりがないが、それぞれお互いの文化を知ることが大事である。


    5グループの意見

    1.心のやりとり、コミュニケーションについて話があった。翻訳ツールでやり取りはしやすくなっているが、微妙なニュアンスは伝わりにくく、顔を合わせたコミュニケーションが大切である。

    2.外国人の方は日本を理解し、日本の方もすべてを理解しなくてもよいので歩み寄る。それにはやさしい日本語を使う。日本の心配りが回りくどい言い方を生み、それが分かりにくくさせている。

    3.お互いを理解するための大事なキーワードとして、天神祭り、忍者などが分かりやすく、すごく興味をもってもらえる。

    4・子どもたちは多文化共生を身についているが、大人の方がモヤモヤしている。みんなが元気のある環境にしていかなければならない。

    お問い合わせ

    伊賀市役所地域力創造部文化振興課

    電話: 0595-22-9621

    ファックス: 0595-22-9619

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!